レッズの主砲ボット「ヤバいね!」雄星の投球に感嘆
「オープン戦、マリナーズ11-3レッズ」(25日、ピオリア)
西武からマリナーズに移籍した菊池雄星投手(27)がアリゾナ州ピオリアでのレッズ戦に先発で初登板し、2回を1安打2失点(自責点0)で勝利投手になった。29球を投げ、最速は153キロ。守備の乱れで失点こそ喫したが、投球自体には手応えを感じた様子だった。
レッズの主砲ボットは投球時に上下させる右足の動きと球速差のあるカーブに全くタイミングが合わず、菊池の前に空振り三振。「ヤバいね!」と声を上げ、「とてもいいカーブだった。すごく驚いた」と絶賛した。さらにメジャー13年目のベテランは「ああいうカーブを投げられる投手は多くはいない」とも表現。ドジャースのエース左腕カーショーや韓国人左腕の柳らと同列に並べて「潜在能力が高い」と言った。
一塁側ベンチから新人左腕の投球に熱視線を送ったレ軍のベル監督は「とても良かった。上出来のデビュー戦だったね」と称賛の言葉を惜しまず。「ウチの打者はよく振れていたが、手元でボールが動いていたので芯で捉えることができていなかった」と新人左腕の投球を分析した。