「オープン戦、インディアンス－マリナーズ」（２７日、グッドイヤー）

　マリナーズのイチロー外野手（４５）がインディアンスとのオープン戦に「７番・右翼」で出場し、３打数無安打２三振。六回の守備で退いた。オープン戦出場４試合の成績を８打数１安打とした。

　プレーボール直前に打順が６番から７番に変更されたイチローは今オープン戦最多の３打席に立ち、３人の右腕と対戦した。

　二回の第１打席はワンボールから２球目、１３２キロの変化球を打って中飛。振り抜いた直後にがっくり肩を落とし、凡打を確信したスイングだった。

　三回１死一塁の打席は空振り三振。ワンボールから１２６キロカーブと１４８キロ直球のストライクをいずれも見送り、カウント１－２と追い込まれた後、低めのボールになる１４８キロ直球にバットは止まったが、５球目、高めの１２２キロカーブに黒バットは空を切った。

　六回、先頭の打席も空振り三振。ワンボールからファウル、見逃しストライクでカウント１－２となった後、内角低め、ワンバウンドになる１２４キロカーブをとらえることができなかった。

　この日は今オープン戦初、実戦では昨年４月２２日のレンジャーズ戦以来、３１１日ぶりに右翼を守ったが、守備機会はなかった。