ハーパーとフィリーズの史上最大契約合意報道で優勝オッズ動いた

 ナショナルズからフリーエージェントになっていたブライス・ハーパー外野手(26)が、フィリーズと北米プロスポーツ史上最大となる13年3億3000万ドル(約367億6千万円)で合意したとの報道を受けて、ブックメーカーのチーム優勝オッズが大きく動いたことが2月28日(日本時間3月1日)、分かった。

 昨季はシーズン80勝82敗、ナ・リーグ東地区3位で7年連続プレーオフ進出を逃したフィリーズ。米ギャンブルサイト、BetOnline.agの公式ツイッターによると、ハーパー獲得の報道後、フィールズがワールドチャンピオンになるオッズは13倍→9倍に、リーグ優勝は8倍→5倍に、地区優勝は3倍→2・25倍に。プレーオフ進出のオッズも2・5倍から1・8倍に変動したという。

 ハーパーは10年ドラフトでナショナルズから全体1位で指名を受け、12年4月に19歳195日の若さでメジャーデビュー。昨季まで7年の通算成績は927試合、打率・279、出塁率・388、184本塁打、521打点を残している。15年には打率・330、リーグ最多の42本塁打、99打点をマークし、満票でMVPに選出された。球宴には6回出場している。

 総額3億3000万ドルはジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)が、マーリンズ時代に合意した13年3億2500万ドル(約362億円)を上回り、NBA,NFL、NHLを含む北米4大プロスポーツ史上最大の契約。MLBでは2月21日にマニー・マチャド内野手(26)がパドレスと10年3億ドル(約332億1千万円)で合意し、FA史上最大となる契約を手にしたばかりだが、わずか1週間後にハーパーが記録を更新した。

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