イチロー「100回来ても100回捕れない」 日没後…名手が打球見失う
「オープン戦、マリナーズーカブス」(8日、ピオリア)
マリナーズのイチロー外野手(45)は「9番・右翼」で出場し、2打数無安打。4戦12打席連続ノーヒット(四球含む)でオープン戦の打率を・100(20打数2安打2四球)とした。
前に出たイチローの後方に打球は落ちた。1点を先制された直後の一回無死一、二塁。右打ちのボートが打ち上げた飛球を名手が見失った。「もう、空で見えない。全く見えないです」。時刻は午後7時前。日没後の空がボールを消した。キャンプ地の照明設備は悪く、上空は強い風も吹いていた。悪条件が重なったプレー。「100回来ても100回捕れないです」と言い切った。
三回先頭の第1打席は二ゴロ。打球を二塁手の左へ転がし、懸命に一塁へ走ったが、わずかに届かず。スタンドからブーイングが起こったきわどい判定。報道陣からの「速かったですね」の問いかけに「まあ、そんなしっくりこないけど、別に悪くもない感じです。ああいうケースは今回初めてなので、一発目としては(まあまあ)、ということですね」と言った。