イチローの現役引退表明を受け、ヤンキースや巨人などで活躍した松井秀喜氏（４４）は２２日「不断の自己研さんに日々努めたことは想像に難くありません。そういう姿勢で過ごされたイチローさんだからこそ、これ以上ない現役最後の舞台が野球の神様によって用意されたのではないかと感じています」と賛辞を贈った。

　初めて会ったのは星稜時代の１９９０年６月に金沢市で行われた愛工大名電との練習試合だったという。１歳年上で高校２年生だったイチローと「一塁ベース上でお話ししたことが今でも記憶に残っております。翌年、練習試合は雨で中止になりましたが、イチローさんの寮で、２人でゆっくりお話ししたことも鮮明に覚えております」と述懐した。

　お互いにプロ野球、メジャーの舞台で輝かしい足跡を残した。松井氏は「いつの日か、鈴木一朗に戻ったイチローさんと、今度はお酒でも飲みながら、ゆっくりと野球の話をしたいと勝手に夢見ております」と期待した。