雄星の父が死去 59歳、マリナーズ通し明らかに「シーズンを父に捧げたい」

 マリナーズの菊池雄星投手(27)は3月30日(日本時間31日)、父・雄治さんが59歳で他界したと球団を通して明らかにした。英文ではがんのため、闘病中だったと記されていた。

 菊池は21日に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕第2戦でメジャーデビュー。前日29日にはレッドソックス戦で本拠地&米国デビューを果たし、6回3失点(自責2)でメジャー初勝利の権利をもって降板したが、抑え投手が九回に逆転弾を許したため、勝敗はつかなかった。

 菊池のコメントは以下の通り。

 「本日、かねてより病気療養中であった父・菊池雄治が永眠いたしました。生前、父は私に野球に専念し、そのままチームの勝利のために頑張って欲しいと言っていました。私は父の願いに敬意を表し、全力で頑張り、残りのシーズンを父に捧げたいと思っています。この件に関しては、以上が私の唯一の声明になりますが、野球に関する質問は引き続き3月31日の日曜日から受ける予定です。私の家族へのご配慮に感謝申し上げます。菊池雄星」(原文まま)

 自身は米国初登板から一夜明け、キャッチボールなどで軽めに調整した。次回登板は4月4日(日本時間5日)の敵地でのホワイトソックス戦となる。

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