イチロー氏 国民栄誉賞3回目辞退「人生の幕を下ろした時にいただけるよう励む」
菅義偉官房長官は5日の会見で、現役引退した元大リーグ、マリナーズのイチロー氏に内々に国民栄誉賞を打診したところ、「人生の幕を下ろした時にいただけるよう励みます」との回答があったことを明らかにした。
菅氏はイチロー氏の代理人を通じて内々に代診したと説明したうえで「『人生の幕を下ろした時にいただけるよう励みます』とのことであったということです」と辞退する回答があったことを明らかにした。「ご本人のお気持ちを尊重し、今般の現役引退に伴う検討を見送ることとしたところであります」と説明した。
イチローの辞退は3回目になるが、受賞に値するとの問いには「ご本人のお気持ちを尊重するのは当然のことだと思います」とした。
菅氏は「イチロー選手はこれまでも多くの方に夢や希望を与え続けてきたスーパースターであり、国民の皆様とともに今後の活躍を楽しみにしていきたい」と述べた。