雄星5回6失点 他界した父に初星届けられず「次の試合で必ず勝つ」
「ホワイトソックス10-8マリナーズ」(5日、シカゴ)
3度目の登板となったホワイトソックス戦で、マリナーズの菊池雄星投手(27)が5回6失点(4自責)。打線の援護を受け、2点リードの展開で降板したが、七回に中継ぎ陣が再逆転され、3月30日に他界した父・雄治さん(享年59)にメジャー初星を届けることはできなかった。
初回は遊撃手の3失策が絡んで3失点。二回は先頭から4者連続長短打を浴びて再び3失点。「こういう時こそ粘り強く投げなきゃと自分に言い聞かせてました」。悪い流れを断ち切ることができず、序盤で大量点を許した。
二回で53球を費やしたが、三回から立ち直った。「(上半身が)突っ込むような形になっているなと思ったので、重心を残しながら(投げた)」。最後の3イニングは1安打無失点。「ゼロでいけたのは次につながる。唯一よかったところ」と前を向いた。
次回登板は10日(日本時間11日)のロイヤルズ戦の見込み。「次の試合でしっかり自分のピッチングをして必ず勝ちたいと思います」と“4度目の正直”を誓った。