マー君2勝目 こだわりを捨ててハイテンポで攻め投球
「ヤンキース9-2ロイヤルズ」(20日、ニューヨーク)
意識の変化が好投をもたらした。ヤンキースの田中将大投手(30)は2四球を出した一回を終え「(制球で)きちっと細かいところは無理やな」と本来の調子でないことを感じ取った。二回以降は早いテンポと攻める投球を心がけた。
2-0の三回は無死三塁から打線上位のメリーフィールド、モンデシーをともに3球三振に仕留めるなどして本塁を踏ませない。先頭打者を出した四、五回は併殺打でピンチの芽を摘んだ。
前回のホワイトソックス戦は際どいコースを見極められ、走者をためて一発を浴びた。その反省から、細かい制球へのこだわりを捨てた。「いつも張り詰めて細かく考え過ぎている部分がある。理想というかハードルを下げた」と言う。今季最長の7回を投げきり、最少失点で2勝目をつかんだ。