雄星、メジャー初勝利から一夜明け「喜びに浸ってる時間ない」次戦は26日のレンジャーズ戦
「エンゼルス8-6マリナーズ」(21日、アナハイム)
20日(日本時間21日)のエンゼルス戦でメジャー初勝利を挙げたマリナーズの菊池雄星投手(27)は一夜明けた21日(同22日)、試合前にキャッチボールなどを行い、次回登板予定の26日(同27日)のレンジャーズ戦に向けて調整した。
開幕から1カ月、6度目の登板で手にした1勝目。菊池は「西武時代のチームメートや地元(岩手)の仲間だったり、たくさんメッセージをいただきました」と、試合後に祝福メールが届いたことを明かし、「自分がうれしいというよりも周りの方々が喜んでくれるのは何よりもうれしいことなので、自分が勝つことで皆さんに喜んでもられるのは大きなモチベーションですね」と話した。
一夜明けの気持ちを問われると「一夜明けてというよりも、昨日、(試合後に)宿舎(遠征先のホテル)に着いた時点で次の試合に向けて準備は始まってるわけですから、あまり喜びに浸ってる時間もないですし、少しでも早く次に気持ちを切り替える作業も必要なので、昨日のうちに整理したつもりです」ときっぱり。
その言葉を証明するかのように前日は深夜12時近くまで取材に応じた後、宿舎に戻って午前1時には就寝。「8時間ぐらい寝たんで問題ないです」。気持ちを高ぶらせることなく、しっかり睡眠時間を取り、この日の午後1時からのデーゲームに合わせて球場入り。全体練習がなかったため、個人練習で調整した。
前日の勝利で6日ぶりにア・リーグ西地区の単独首位に立ったマリナーズ。この日は競り負けて4連勝はならなかったが、2位アストロズも敗れたため、その座を守った。サービス監督は菊池の次回登板について「本拠地に戻った後の2戦目(26日のレンジャーズ戦)になるだろう」と“予告”。チーム方針として実施することを決めている疲労軽減を目的とした1イニング限定のショートスタートに関しては「今日、明日の状態を見て決めたい」とした。