大谷 復帰戦は4打数無安打1打点2三振 四球&初打点&豪快空振り、笑顔も披露

 タイガース戦で復帰したエンゼルス・大谷=デトロイト(提供・共同通信社)
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 「タイガース2-5エンゼルス」(7日、デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)がタイガース戦に「3番・指名打者」で復帰。5打席に立ち、4打数無安打2三振に終わったが、初打点もマークした。チームは5-2で勝利した。

 九回、2死2塁の第5打席では左腕フェルナンデスと対戦し、しっかり四球を選んだ。初の出塁で右肘に防具も装着。笑顔ものぞかせた。

 先発左腕ノリスに対し、3打数無安打。外角中心の組み立てで、見逃しと空振りで2三振を喫した。豪快な空振りやファウルとなったが、ヘルメットが飛ぶほどのフルスイングもあった。ただ、三回1死二、三塁で巡ってきた第2打席では何とかバットに当て、遊ゴロ。この間に三塁走者が生還し、初打点をマークした。

 右腕、ヒメネスと対戦した七回、1死二塁で迎えた第4打席は強烈な三直。三塁手・キャンデラリオに横っ飛びで阻まれた。

 昨年10月に右肘手術を受け、負傷者リスト入りしていた大谷の公式戦出場は昨季最終戦の18年9月30日以来、219日ぶり。現地での注目度も高く、一回の第1打席では敵地のファンからブーイングと拍手で迎えられた。

 昨年10月1日に右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、球団の方針により今季は打者に専念。球団作成のリハビリ・プログラムに従い、術後およそ4カ月の今年2月に素振りを開始。日々の状態を確認しながらティー打撃や室内打撃練習など、段階を踏んで強度を上げて行った。

 試合後は充実の表情。「楽しかったですね。今年開幕という感じではなく、結果をしっかり出したいという気持ちだった。無事に終わって、また明日迎えられそうなので良かった。ちょっと安心もしています」と、笑顔も浮かべた。

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