菊池雄星が2勝目 7回2/3を1失点 6回1死まで無安打の快投
3枚
「ヤンキース1-10マリナーズ」(8日、ニューヨーク)
マリナーズの菊池雄星投手が、7回2/33安打1失点の好投。106球の2勝目の権利を手に、6点リードの展開で降板した。
イニング、球数ともにメジャー最多。味方の援護も受け、五回まで無安打無失点に抑えるなど、危なげない投球を披露した。
初回は先頭打者に四球を与えたが、後続の3人を打ち取り、無失点。菊池はグラブをパチンとたたいて自らを鼓舞すると、二回から完璧な投球を披露した。威力ある直球にスライダー、カーブをまじえて緩急を駆使。打たせてアウトを取り、4イニング連続で三者凡退に仕留めた。
打線も二回以外、小刻みに得点を重ねて5-0。2勝目へ、リズム良く試合を進めた。
六回、1死からトークマンに内角直球を詰まりながら左翼線に落とされる二塁打。ラメーヒューにも右前打でつながれ、ボイトの犠飛で1点を失った。だが、最少失点でしのぐと、七回も三者凡退に仕留めた。
4月20日のエンゼルス戦以来、2勝目。チームは負ければ今季初の借金生活となったが、菊池が危機を救った。