マリナーズ・雄星2勝目 メジャー適応「日本で投げていた時の状態」
「ヤンキース1-10マリナーズ」(8日、ニューヨーク)
六回1死までヒットを許さなかった。初安打は三塁手の後方にぽとりと落ちる当たり。マリナーズの菊池雄星投手(27)が八回途中3安打1失点で2勝目。前回登板に続く好投でヤンキース打線を封じ「自分のボールを日本で投げていたときの状態に戻す。これが早い段階でできた」と、メジャーへの適応に自信を深めた。
一回、先頭に四球を与え「ブルペンから力みがち。もう真っすぐは諦めよう」と割り切った。その後はカーブとスライダーを中心に今季最長の八回2死まで投げた。打たせて取った106球に「チームを勝ちに導きたいと無我夢中で投げていた」と振り返った。
日本球界屈指の左腕が本領を発揮しつつある。サービス監督は「カーブが抜群だった。日ごとに自信を付けている」と満足そうだった。