エンゼルス・大谷 “神様”ベーブ・ルース生誕の地で無念のノーヒット
「オリオールズ3-8エンゼルス」(10日、ボルティモア)
12安打8得点の快勝劇に加われなかった。右肘手術から復帰後、4戦連続「3番・DH」で出場したエンゼルスの大谷翔平投手(24)は、右腕3人の前に5打数無安打。今季初安打を含む2安打を記録した前日の勢いを持続できなかった。
初めて訪れた敵地ボルティモアは二刀流としても活躍した“野球の神様”ベーブ・ルース生誕の地。球場から約500メートル離れた場所には生家がある。
昨季は100年ぶりの本格的二刀流として、新人王を獲得する活躍を見せた大谷。復帰後初本塁打が期待される中、一、三回は連続三振、五、六回の得点機は内野ゴロに。1時間49分の降雨中断も経験。九回は高々と打ち上げる左飛だった。
大谷を2三振に封じたストレイリーは「本塁打を許して、日本の報道陣に取材されなかったことは大きい」と冗談を飛ばしつつ「彼の復帰は野球界にとっていいことだと思う」と敬意。4つの持ち球を駆使した配球を「プラン通り、緩急、高低を使って投げ切ることができた」と振り返った。