大谷の元女房役マルドナド 年間30発に期待「バットの芯でとらえる能力高い」
「エンゼルス1-5ロイヤルズ」(19日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球、2三振。7試合ぶりのノーヒットで打率を・267(45打数12安打、6四死球)とした。チームは敗れて3連勝はならなかった。
試合前のロイヤルズのクラブハウス。昨季途中まで大谷の女房役だった捕手のマルドナドは、自身が先発マスクをかぶった17、18日の2試合を振り返り、「復帰したばかりだから彼の状態について話すのは早いけど、とてもいい感じだね」と語った。
前日の試合で、復帰後本拠地初弾となる2号2ランを許した。試合後の大谷が自身のスイングを「100%ではない」と言ったことを伝え聞くと「それでホームランは打てないよ。彼はうそをついている。あのスイングは100%だ」と“反論”。味方としてだけでなく、敵としても見てきた大谷の打撃を「ボールをバットの芯で捉える能力が高く、アイ・ハンド・コーディネーション(視覚と手の協調)も優れている。頭の回転も速い」と表現した。
大谷はここまで出場11試合のうち10試合で出塁。2本塁打、8打点をマークしている。この日が今季最後の対戦となったマルドナドは「5試合で1本の割合でホームランを打ってる。このまま健康な状態を保つことができれば、シーズン終わりには30本近くまで行くよ」と、元同僚のバットに期待を寄せた。