雄星、本拠初星 連敗止めた 悪い流れ断ち「うれしい」
「マリナーズ7-4ツインズ」(19日、シアトル)
マリナーズは3連敗中で、菊池はホームで白星がなかった。悪い流れを断ち切って「やっぱりうれしいもんですね。自分の仕事をやることに徹してやってきたが、勝ち星が付くに越したことはない」と表情が和らぐ。3勝目の味は格別だった。
味方が先制した直後の五回、四球を連発して無死一、二塁となった。1番ポランコのバントを自ら処理しようとしたが、一塁への送球がそれて同点に。投ゴロ間に勝ち越され、2死後に4番ロサリオの打ち取った打球を遊撃手がはじいて3点目を失った。
試合の流れを相手に渡してしまい、本拠地に嫌なムードが流れた。だが、直後に味方打線が一発攻勢で試合をひっくり返した。菊池は「気持ちの揺らぎを見せてしまったので、六回は抑える」と自らに言い聞かせた。長打力のある先頭サノらを連続三振で三者凡退とし、1点のリードを保って交代した。
課題としている試合の入り方も、この日は一、二回に二塁を踏ませない立ち上がりだった。サービス監督の信頼も「順調に学び続けている」と厚くなっている。