大谷 笑顔で「でぇじょうぶだ!」右手受球から一夜…志願出場で3戦ぶり安打
「エンゼルス3-8ツインズ」(21日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「3番・指名打者」で先発出場。前日の最終打席で150キロの内角速球を右手薬指に当て、欠場濃厚と思われていたが「でぇじょうぶだ!」と志願出場し、六回の第3打席で3試合ぶりの安打となる右前打を放った。
何事もなかったように大谷はスタメンに名を連ねた。右肘手術からの復帰後最長となる8試合連続出場を果たし、六回の第3打席で3試合ぶりの安打となる右前打。自己最長の9試合連続出塁とした「OHTANI」が、不死身の肉体と精神力を見せつけた。
試合前のクラブハウスでは、患部の状態を気に掛ける米メディアを前に「でぇじょうぶだ!」と言って、満面笑みを浮かべて回復ぶりをアピールする一幕もあった。
前日の試合後は、右手薬指を中心にアイシングと加圧で治療。試合出場決定までの経緯を「まず起きて(指の)写真を(トレーナーに)送って、問題ないかなと思いましたけど、そのまま球場に来てトレーナーに見せて、握力とかを測った」と説明。オースマス監督には「問題なく行けます」と出場を志願。自主練習となった試合前練習では、室内ケージでバットを黙々と振り込んだ。
「僕がよけなかったのが悪いので。よけられる範囲のボールだったんじゃないかなと思います」。右手薬指は内出血で青い色のままだが、バットは「普通に振れました」と振り返った。3試合ぶりの安打を「よかったんじゃないかなと思います」としたが、チームは2連敗。「明日取れれば、また流れが変わるんじゃないかなと思ってます」と借金4からの巻き返しを誓った。