大谷、七回に10打席ぶり安打も二盗失敗

試合前に敵地ファンにサインをプレゼントする大谷(撮影・小林信行)
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 「アスレチックス-エンゼルス」(27日、オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、七回の第4打席で中前打。しかし、二盗に失敗し、復帰後初盗塁はならなかった。一回は二ゴロ、三回は投ゴロ、五回は空振り三振だった。

 初対決の先発右腕バシットに3打席無安打に抑えられた大谷は、七回の第4打席で4番手右腕トリビノから中前打を放った。外角低めの142キロチェンジアップ、外角高めの158キロ直球、高めの158キロ直球をいずれもファウルにし、ボールを挟んでカウント1-2となった後、5球目、低めの143キロチェンジアップをセンターへ弾き返した。

 1点を追う展開。4番プホルスが遊飛に倒れて2死になった後、この日2安打1打点のカルフーンの打席でツーボールから二盗を試みたが、捕手の好送球で憤死。復帰後初の盗塁はならなかった。

 この日の大谷は初対決の先発バシットに対し、初回の打席は8球粘って二ゴロに倒れた。カウント1-1から内角への151キロ直球、154キロ直球を打って出たがいずれもファウル。最後は111キロカーブにバランスを崩され、力のない打球が野手の正面に転がった。

 三回の打席は初球、内角高め144キロカットボールが見送りストライク、111キロカーブと151キロシンカーが外れて、カウント1-2となった後、外寄り139キロチェンジアップに崩されて投ゴロだった。

 3-3の五回の第3打席は先頭で四球を選んだトラウトを一塁に置いた場面。見送った外角150キロシンカー、内角142キロカットボールをいずれもストライクと判定されて追い込まれると、最後は外角に外れる152キロ直球をカットし切れず、空振り三振を喫した。

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