大谷、第4打席は158キロ直球に手が出ず三振 18試合で20三振
「アスレチックス-エンゼルス」(28日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、七回の第4打席は見逃し三振だった。一回は二ゴロ、二回は一塁内野安打、四回は二ゴロだった。
同点で迎えた七回の打席。中継ぎ右腕ヘンドリクスに対し、初球157キロ直球、2球目138キロのパワーカーブをいずれも見送り、ストライクを取られた後、ワンバウンドのカーブを見送ってカウント1-2。4球目、外角156キロ直球をファウルにし、最後は外いっぱいの158キロ直球に手が出ず、三振に倒れた。
今季18試合79打席で20個目の三振。メジャー1年目の22試合82打席とほぼ同ペースで三振を記録している。
この日のアスレチックスの先発は今季6勝、防御率2・40と好調なモンタス。初対戦の右腕に対し、初回の打席はカウント3-1から外角158キロツーシームをファウルにした後、内角低めボールになる146キロスライダーを打って二ゴロだった。
快足を披露したのは二回。一挙4点を奪って逆転に成功し、なおも2死一、二塁の場面。前の打者トラウトが敬遠四球で出塁した後の打席でワンボールから外角140キロスプリットを打った。バウンドした打球は深めに守った一塁手のほぼ正面。完全な打ち損じだったが、全力疾走でベースカバーに入った投手よりわずかに早く一塁を駆け抜け、ヒットをもぎ取った。
試合前にはキャッチボールを行い、40フィート(約12・2メートル)から徐々に間隔を広げ、最長130フィート(約39・6メートル)まで80球を投げた。フリー打撃では27スイングでセンターから左方向を中心に柵越え10本。右翼3階席への打球には敵地スタンドから歓声が上がった。
大谷は18日のロイヤルズ戦で右越え2号2ランを放った後の33打席の打率は・138(29打数4安打、3四球8三振)。持ち味の長打が1本もなく、苦戦を強いられている。