大谷「運がよかった」“甘い球”仕留めた決勝打
「アスレチックス4-6エンゼルス」(28日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、九回の勝ち越し適時打を含む5打数2安打2打点。11試合ぶり今季5度目のマルチ安打で打率を・239とした。
大谷が一塁ベース上で3度手を叩き、そして、フェリシアーノ一塁コーチと歓喜のハイタッチをかわした。同点で迎えた九回2死二、三塁の絶好機。カウント2-2と追い込まれながら内寄り高め、甘く入った150キロ速球を鋭く振り抜いた。ラインドライブ性の打球が右前で弾む。2人の走者をホームへ迎え入れる決勝打。14日のツインズ戦の第3打席以来、11試合48打席ぶりのタイムリーヒットだった。
試合後の大谷は決勝打の場面を振り返り、「最後に甘い球が来たので全体的に運がよかったという打席だったかなと思います」。四回2死一、二塁の好機に二ゴロ、同点の七回は見逃し三振に倒れた打席を思い返し、「前の打席でもチャンスで打ててなかったですし、『打ちたいな』という気持ちはもちろんあったので、なんとかそういう気持ちだけでヒットゾーンに落ちてくれたかなと思ってます」と話した。