雄星、次回登板回避か 最近2試合11失点 指揮官「可能性高いアイデア」
「マリナーズ-エンゼルス」(31日、シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手(27)が次回予定の4日(日本時間5日)のアストロズ戦の登板を回避する可能性が出てきた。エンゼルス戦前の会見でサービス監督が1イニングのショートスタートの起用法とともに「そうなるかもしれない。可能性の高いアイデアだ」と話した。
中4日で先発した前夜のエンゼルス戦で菊池は4回途中6失点。前回25日のアスレチックス戦に続く3回1/3で降板し、3敗目を喫した。
監督室にある予定表の4日のアストロズ戦の枠には「KIKUCHI」の名前を書き込んでいる指揮官は「今日、ユウセイと話をして、いくつかのことで話し合った。ショートスタートを含めて、どうするのか、おそらく明日までに決定する」と説明。「肉体的には大丈夫だが、フラストレーションを感じている」と左腕の様子を明かした。米記者から登板回避について問われると、「そうなるかもしれない。可能性の高いアイデアだ」とも話した。
メジャー1年目の菊池はここまで13試合に先発し、3勝3敗、防御率4・43。4月最後の登板となったレンジャーズ戦で疲労軽減のための措置としてショートスタートで1回9球を投げた後、5月3日のインディアンス戦から4試合連続でクオリティースタート(6回以上、3自責以下)をマークした。しかし、最近2試合は精彩を欠き、計11失点を喫している。