大谷、156キロツーシームを中前打 3戦12打席ぶり快音

アスレチックス戦の1回、中前打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-アスレチックス」(4日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、一回の打席は中前打だった。5月31日のマリナーズ戦以来、3戦12打席ぶり(四球と犠飛含む)のヒットを記録した。

 前日3日のカブス戦は指名打者制のない交流戦だったため、出場機会はなく、2試合ぶりに打席に立った大谷。初回は5月28日の対戦で3打数1安打(二ゴロ、一塁内野安打、二ゴロ)だった剛腕モンタスに対し、カウント2-2と追い込まれながら5球目、真ん中低めに沈む156キロツーシームを中前へはじき返した。時速166キロの打球は投手の足元を抜け、二遊間を真っ二つに割った。

 大谷はここまで22試合に出場し、打率・225(89打数20安打、11四死球)。前回出場の2日のマリナーズ戦は5打数無安打1打点。二回一死満塁の絶好機は右犠飛で打点を記録した。2試合連続ノーヒットを喫したが、球団史上初めて3敵失で3度出塁する珍しい記録となった。

 試合前は3日ぶりにキャッチボールを行い、40フィート(約12・2メートル)から最長150フィート(約45・7メートル)まで距離を伸ばし、合計90球を投げた。フリー打撃は31スイングで3連発を含む9本の柵越え。この日はセンターから右への打球が目立った。

 エンゼルスのラインアップは以下のとおり。

1番・三塁 ラステラ   打率・303、12本塁打、34打点

2番・中堅 トラウト   打率・298、14本塁打、37打点

3番・DH 大谷     打率・225、3本塁打、14打点

4番・捕手 ルクロイ   打率・243、7本塁打、25打点

5番・右翼 カルフーン  打率・243、12本塁打、33打点

6番・遊撃 フレッチャー 打率・322、4本塁打、22打点

7番・左翼 グッドウィン 打率・290、6本塁打、21打点

8番・一塁 ウォルシュ  打率・280、0本塁打、2打点

9番・二塁 レンヒフォー 打率・234、1本塁打、9打点

   投手 キャニング  2勝1敗、防御率3・06

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