大谷、第2打席は敵軍の術中にはまり空振り三振 第1打席は3戦12打席ぶり安打
「エンゼルス-アスレチックス」(4日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、四回の第2打席は空振り三振だった。初回は3戦12打席ぶりのヒットとなる中前打だった。
初回に3戦12打席ぶりの安打を放った大谷の第2打席は2点を追う四回だ。先頭で打席に立ち、初球外寄り143キロスライダーを見送りストライク、2球目145キロスライダーを空振りして追い込まれた後、2球連続で内角をえぐる158キロツーシームに体を引いて見送り、カウント2-2。最後は外角低めの142キロスプリットに空振り三振を喫した。
前日3日のカブス戦は指名打者制のない交流戦だったため、出場機会はなく、2試合ぶりに打席に立った大谷。初回は5月28日の対戦で3打数1安打(二ゴロ、一塁内野安打、二ゴロ)だった剛腕モンタスに対し、カウント2-2と追い込まれながら5球目、真ん中低めに沈む156キロツーシームを中前へはじき返した。時速166キロの打球は投手の足元を抜け、二遊間を真っ二つに割った。
試合前は3日ぶりにキャッチボールを行い、40フィート(約12・2メートル)から最長150フィート(約45・7メートル)まで距離を伸ばし、合計90球を投げた。フリー打撃は31スイングで3連発を含む9本の柵越え。この日はセンターから右への打球が目立った。