エンゼルス大谷が4号!154キロツーシーム中堅左へ「次の100打席を大事に」
「エンゼルス2-4アスレチックス」(4日、アナハイム)
逃さなかった。4点を追う六回1死一塁。前打者トラウトが13球粘って死球で出塁した直後の打席。エンゼルス・大谷翔平投手(24)が初球154キロツーシームを振り抜いた。
鮮やかな放物線を描いた打球に確信はなかったが、「打球傾向というか、飛んだ感じはよかった」。持ち味を発揮した中堅左への4号2ラン。「しっかり距離とタイミングが取れていれば、あまり考える必要はない」と言い切った。
打った相手は5月28日に対戦した、アスレチックスの剛腕モンタス。前回の3打席はすべてゴロ打球。この日は初回の打席で156キロツーシームを鋭いゴロで中前へはじき返したが、「あれはたまたま抜けたところがよかった」。だからこそ、六回の本塁打は大きな意味があった。
右肘手術復帰から23試合、106打席。「まだまだ100(の状態)ではないとは思いますけど、上がらないではだめだと思う。今日よかったところを踏まえて明日に継続できるように次の100打席を大事にしたい」。大谷のメジャー2年目は始まったばかりだ。