大谷、選んでメジャー自己最多4打点 2戦連発より「うれしい」押し出し四球

 「エンゼルス10-9アスレチックス」(5日、アナハイム)

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(24)は5日(日本時間6日)、アスレチックス戦に「3番・指名打者」で出場し、四回に今季初の2戦連発となる5号3ランを放つなど、4打数2安打1四球4打点。メジャー自己最多打点、2試合連続8度目のマルチ安打でチームのサヨナラ勝ちに大きく貢献した。

 本拠地を熱くした。2点を追う四回1死一、二塁。大谷が放った打球が鮮やかな放物線を描き、中堅方向へ伸びた。「行くか、行かないかは分からなかったですけどいい感じで上がってくれた」。飛距離122メートル。フェンスをぎりぎりで越えた5号逆転3ラン。今季初の2試合連発だった。

 珍しく感情をあらわにしたのは1点を追う八回の打席。2死一、二塁の場面で前打者のトラウトが敬遠で歩かされた。「塁の埋まった敬遠は初めてだったので新鮮な感じはしました」。フルカウントから6球目の外角球を見極め、九回のサヨナラにつなげる同点押し出し四球だ。

 「うれしかったですね、素直に。もらった四球というよりは取った四球なので個人的には本塁打よりうれしかったです」。

 吠えて、バットを投げつけ、一塁へ向かう。勝利への強い気持ちを体現してみせた。

 三回には右前打を放っており、2戦連続8度目のマルチ安打。1試合4打点はメジャー自己最多。5試合3発と量産態勢に入りつつある24歳にオースマス監督は「調子がどんどん上がってきているね」と目を細める。

 サヨナラ勝ちの瞬間、仲間たちとフィールドになだれ込んだ大谷。「この試合を勝ち切れたのはみんなの自信になる。もっともっと上に行けるチャンスはある」。借金2でア・リーグ西地区4位に沈むチーム。背番号17が浮上のきっかけとなる。

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