大谷対雄星 9日メジャー初対決実現へ エ軍指揮官「可能性高い」
エンゼルスの大谷翔平投手(24)とマリナーズの菊池雄星投手(27)が8日(日本時間9日)の試合でメジャー初対決することが分かった。2人は同じ岩手県出身で母校・花巻東の先輩と後輩の間柄。エンゼルスのオースマス監督が6日(同7日)のアスレチックス戦前に「今からその日までに何か起こらない限り可能性は高い」と話し、大谷のスタメン起用プランを明かした。
菊池は5月30日のエンゼルス戦でも先発したが、オースマス監督は大谷をスタメンから外したため、対決は実現せず。日本だけでなく、地元メディアも肩透かしをくらった格好となり、同監督は試合前の会見で「日本の野球ファンは僕のことが好きではないでしょ。彼らにはごめんと伝えておいて」と話していた。
その日の試合で出場機会のなかった大谷は「もっともっと僕も(状態を)上げていきながら(対決が)実現できればなと思っています」と話しながら「安定して僕が出れていれば、必ずどこかでは実現するんじゃないかなとは思うので。1回やらなかったからといって、何もないかなとは思ってます」と気に留める様子はなかった。
日本ハム時代の大谷は打者として西武の菊池と2度対決している。初対決となった13年3月30日は2打席連続空振り三振。4年ぶりの顔合わせとなった17年3月31日は空振り三振、右二塁打、右前打で通算成績は5打数2安打3三振。1年早く海を渡った大谷と先輩・菊池がメジャーを舞台にどんな駆け引きを見せるのか、注目される。