大谷翔平、サイクル安打の道具を米野球殿堂に寄贈へ 前エ軍副社長の新館長へ恩返し
13日(日本時間14日)のレイズ戦で大リーグ日本人選手初のサイクル安打を記録したエンゼルスの大谷翔平投手(24)が試合で使用した道具が米国野球殿堂博物館(ニューヨーク州クーパーズタウン)に寄贈されることが14日(同15日)、分かった。
球団関係者によると、同博物館から寄贈の依頼があったのは大谷が七回の打席で中前打を放ち、サイクル安打を達成した直後のこと。ティム・ミード館長から携帯電話の伝言で「おめでとうございます」の言葉とともに、展示用として大谷が使ったアイテムを提供してほしいとのメッセージが送られてきたという。
ミード館長は今月中旬にエンゼルスの球団副社長兼広報部長を退任したばかり。大谷もメジャー1年目からお世話になった人物で5日に球場で開かれた送別会にはトラウトらとともに出席し、感謝の気持ちを伝えている。くしくも館長としての初仕事が大谷のサイクル安打となった。
大谷はメジャー1年目の昨季、ベーブ・ルース以来100年ぶりの本格的二刀流選手としてメジャー初勝利を挙げた試合でかぶった帽子や、打者として使用したヘルメットや肘当てなどの道具を同博物館に贈っている。