大谷、球宴投票4位変わらず 残り4日で逆転なるか 上位3人が決選投票
米大リーグ機構は17日(日本時間18日)、オールスターゲーム(7月9日、クリーブランド)のファン投票の中間結果を発表し、日本人選手唯一の野手でア・リーグの「指名打者部門」にノミネートされているエンゼルスの大谷翔平投手(24)は36万2947票で順位は変わらず4位だった。
新システムを採用する今回の投票は1次投票として上位3人(外野手部門は9人)を選ぶ「プライマリー」を米東部時間21日午後4時(同22日午前5時)まで実施。3人による決戦投票で先発メンバーを選出する「スターターズ・セレクション」を28時間限定で同27日午後4時(同28日午前5時)まで行う。
5月7日のタイガース戦で右肘手術から戦列復帰した大谷はここまで34試合に出場し、打率・278、8本塁打、27打点。開幕からおよそ1カ月出遅れたが、直近15試合で6本塁打、16打点をマークし、13日のレイズ戦では日本選手初のサイクル安打を記録するなど、猛アピールを続けている。
しかし、3位のクルーズ(ツインズ)との差は前週の4万8427票から14万3264票に広がり、また5位のディアズ(アストロズ)に約1万票差に迫られている。残り4日間で劇的に票を伸ばさない限り、決選投票進出には厳しい状況にある。
各リーグの最多得票は、ナ・リーグは「外野手部門」にノミネートされているドジャースのベリンジャーで218万4251票。ア・リーグは大谷の同僚で「外野手部門」のトラウトの190万4273票だった。
この日発表された指名打者部門の上位は以下のとおり。
1位 マルティネス(レッドソックス)89万3689票
2位 ペンス(レンジャーズ) 60万2766票
3位 クルーズ(ツインズ) 50万6211票
4位 大谷(エンゼルス) 36万2947票
5位 ディアズ(アストロズ) 35万3015票