大谷9号 松井秀喜以来デビュー2年連続2桁に王手
「ブルージェイズ5-10エンゼルス」(17日、トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」でフル出場し、二回に9号3ランを放った。2安打3打点で、2試合連続のマルチ安打をマークした。
ハイペースで本塁打を量産している。大谷は35試合目で10号にあと1とした。右肘手術で初出場が5月7日と出遅れた中、9号が51試合目だった昨季を大幅に上回り「いい打席が多くなってきているので結果もちょっとずつ、ついてきている形」と手応えを口にした。
二回、前打者トラウトの2点二塁打などで4点を奪って逆転し、なお2死二、三塁だった。「前の打者が打つと重圧もかかるし、あそこは走者をためるのも投手としては嫌なところ」。初球、甘い外寄りの変化球を左翼ポール際に運び「切れるかなと思ったが、しっかりいってくれた」。今季7本目の中堅から左翼への一発で一挙7点の猛攻を演出した。
5月に2割5分だった打率を6月は・328に上げ、本塁打も6本目と好調だ。メジャーデビューから2年連続で2桁本塁打を記録した日本選手は松井秀喜(元ヤンキースなど)ら4人。「抑えられている打席に関しても、もう少し違った取り組みができればいい打席になった」と貪欲に話した大谷が名を連ねる日は近そうだ。