本塁激突負傷退場のエ軍ルクロイ、脳震とうと鼻骨骨折と診断 球団発表

 大谷翔平投手(25)が所属するエンゼルスは8日(日本時間9日)、球団公式ツイッターで前日7日のアストロズ戦で本塁上でのクロスプレーで負傷退場したジョナサン・ルクロイ捕手(33)が脳震とうと鼻骨骨折と診断されたと発表した。

 場内が騒然となったのは10-10の八回1死満塁、右飛で三塁走者マリスニックが本塁へ突入した場面だ。ルクロイが三塁側にわずかにそれた右翼手からの返球を受けた直後に走者のタックルを受けて倒れ込んだ。相手の右肩を顔面に受け、意識がとんだのか、呆然とした表情をしばらく動かず。ベンチから飛び出したトレーナーが状態を確認した後、自力で立ち上がり、カートに乗って退場した。

 ルクロイはボールをこぼしたが、球審は危険走塁とみなして走者はアウトに。大リーグ公式サイトは、マリスニックが捕球態勢に入っていた捕手に向かって走路を変えたことにエンゼルスのオースマス監督は「クリーンなプレーには全く見えなかった」と怒りのコメントを伝えた。

 球団は「患部の腫れがひいた後、球宴休み明けに耳鼻咽喉科で診察を受け、骨折箇所の治療に入る」とした。

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