大谷、背番号45で後半戦初安打 試合前に27歳急死のスカッグスの追悼式
「エンゼルス-マリナーズ」(12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(25)は後半戦最初の試合となったマリナーズ戦に「3番・指名打者」で出場。一回に2度打席に立ち、左前打と四球だった。後半戦初安打でメジャー自己最長タイの8試合連続安打とした。
過去の対戦打率・417(12打数5安打)と相性のいい右腕リークとの対決。トラウトの29号2ランで先制した直後に打席に入った大谷は2球連続で投じられたチェンジアップを空振りして追い込まれたが、カウント2-2から内角高めの140キロカットボールを詰まらせて左前へ。後続の2本の安打で生還した。
その後もエンゼルス打線はリークを攻め立て、打者一巡の猛攻を見せる。大谷は同イニング、2死二、三塁の場面で2度目の打席に立ち、フルカウントからきわどい外角高めの速球を見極めて一塁へ歩いた。チームは打者13人で一挙7点を奪った。
この日の試合前には遠征先のテキサスで2日に急死したタイラー・スカッグス投手(享年27)の追悼セレモニーが行われた。場内大型スクリーンでメジャーデビューから最近までの映像集が流され、同投手の背番号にちなみ、45秒の黙とうがささげられた。マウンド後方には生前つけていた背番号「45」が記され、ベンチ入りした選手全員が同投手の名前と背番号の入ったユニホームを着て、プレーした。