大谷、同点犠飛&幸運打で打率3割復帰 雄星との対決は四球と三振
「エンゼルス6-3マリナーズ」(14日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(25)は「3番・指名打者」で出場し、2打数1安打1打点、1四球1三振。打率を・300とした。
この日のマリナーズの先発は左腕の菊池。6月8日以来となる同じ岩手県出身、母校・花巻東の先輩との対決は一回の打席が四球、三回は空振り三振だった。2打席計13球すべてで捕手は外角を要求。前回の対決は本塁打を含む3打数2安打で“快勝”したが、2度目の対決は結果を出すことはできなかった。
1点ビハインドの五回無死満塁の絶好機は元ヤクルトのカラシティから同点左犠飛。1ストライクから外角スライダーにわずかにタイミングを外されたが、最低限の仕事をした。
同点の七回には日本ハム時代の同僚だったバースとメジャー初対決。カウント1-2から140キロスライダーを引っ張ると、一塁線際を弾んだ打球がベースに当たり、大きく弾む。一塁手のグラブをかすめた打球が二塁手の方へ転がった。
試合は同点の八回に新人タイアスが勝ち越し3ラン。2死一、三塁の好機で飛び出したメジャー初本塁打は値千金の一発となった。