27歳で急死のMLB投手 体内から薬物とアルコール…嘔吐物による窒息死
エンゼルスの大谷翔平投手(25)の同僚で、7月1日(日本時間2日)に急死したタイラー・スカッグス投手(享年27)の体内から、フェンタニルなど麻薬成分を含んだ薬物とアルコールが検出され、嘔吐(おうと)物による窒息死だったと、30日(日本時間31日)、ロサンゼルス・タイムズ(電子版)が伝えた。
同投手は7月1日午後に遠征先のテキサスのホテルで意識不明の状態で発見され、その場で死亡が確認された。大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーが同日の試合の中止を発表するなど、深い悲しみに包まれた。
同紙によると、テキサス州タラント郡監察局がこの日、同投手の死因に関するレポートを公表。解剖の結果、体内からアルコールのほか、麻薬成分を含み、鎮痛剤として用いられるフェンタニルとオキシコドンが検出されたという。死因は嘔吐物をのどに詰まらせての窒息死で衣服に乱れがないことから事件性はないとした。
また、同投手の遺族はこの日、声明文を出し、検出された薬物について球団関係者の関与の可能性があるとして入手経路の解明を求める意思を示したという。