大谷、自己ワースト8打数無安打&1試合4三振 延長15回、5時間23分の末に敗れる
「エンゼルス6-7レッドソックス」(30日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(25)は「3番・指名打者」で出場し、メジャー自己ワーストとなる8打数無安打&1試合4三振。3試合ぶりのノーヒットで打率を・290とした。チームは延長十五回、5時間23分の死闘の末、敗れた。
0-1の初回1死一塁の打席は、剛腕イオバルディに空振り三振。9日の対戦で遊ゴロに打ち取られている右腕に対し、1ボールから4球連続ファウルで追い込まれると、6球目、見送ればボールの高めの156キロにバットは空を切った。
1-4の三回2死走者なしの打席は空振り三振。初球、146キロスプリットを空振りし、3球連続ファウルで再び追い込まれ、高めの160キロ速球を捉えることができなかった。
1-4の五回1死満塁の絶好機は一ゴロ。初顔合わせの左腕テイラーの初球、内角153キロツーシームを積極的に打って出たが、はずんだ打球は一塁手の正面だった。
1番グッドウィンのこの日2本目となる本塁打で2点差に詰め寄った七回2死走者なしの打席は空振り三振。4番手右腕バーンズの初球、高めの154キロ直球を空振りし、続く内角高めの154キロをファウルにして追い込まれる。続く内角ワンバウンドになるカーブを見送ったが、4球目、連続で投じられた内角ワンバウンドの137キロカーブでこの日3つ目の三振を喫した。
4-6の九回無死一、二塁のサヨナラ機は抑えのワークマンの初球、内角高めの150キロ直球を打って二ゴロだった。二塁封殺で一塁に残った後、次打者プホルスの右前打と敵失で同点のホームを踏んだ。
延長十回2死一塁。一打サヨナラのチャンスに大谷のバットは空を切り続けた。7番手左腕ヘルナンデスに対し、初球、見送ればボールの内角高め154キロ速球を空振りすると、続く内角154キロも空振り。ボールを1つ挟んだ4球目、内角156キロ直球も捉えることができず、三振に倒れた。
延長十三回は先頭で8番手右腕キャシュナーに一ゴロ。初球、低めに外れる137キロチェンジアップを見送った後、ほぼ真ん中の151キロ直球を打ち損じた。
レッドソックスのベッツのこの日、2本塁打目となる23号ソロで1点を勝ち越された延長十五回の打席は1死一塁。この日3度目となったサヨナラの場面で4イニング目に入ったキャシュナーに対し、カウント1-2から5球目、チェンジアップを打って投ゴロだった。