大谷18号!昨季超え62打点 5戦ぶりの一発「勝手にいいスイング」
「エンゼルス3-4インディアンス」(11日、アナハイム)
低空飛行の弾丸が右翼席に向かって一直線に伸びた。1-4の五回1死。12打席連続無安打(1四球含む)だったエンゼルスの大谷翔平投手(25)が、内角変化球を完璧にとらえた。
球種は「頭になかった」というスライダー。「いいスイングというのは突発的なものにしっかり対応できる。いい傾向」。5戦ぶりの18号を「勝手にいいスイングができる構えだったのかなと思う」と自画自賛した。
打球速度は自己新の184キロを計測したメジャー通算40本目の本塁打。メジャー1年目の昨季を超える62打点目をマークした。
試合前にはうれしい援軍もあった。抑えのロブレスが日本語で「大飛球 大谷さん」と書かれたハチマキを巻いてフィールドで練習した。大谷が本塁打を放った際に球団実況アナが叫ぶ決まり文句「ビッグフライ!オオタニサ~ン!」を翻訳した逸品に笑みを浮かべて「毎日つけていただきたい」と言った。
残り15試合。「いい時も悪い時も原因がある。それを知ることが一番大事」。大谷が2年連続20本塁打を射程圏にとらえた。