ダル球団新8者連続Kも…負け投手に
「カブス2-4レッズ」(17日、シカゴ)
奪三振ショーで存在感は示した。カブスのダルビッシュ有投手(33)は1試合での8者連続三振で球団新記録をマークした。2桁三振は2試合連続で今季5度目。それでも、激戦のナ・リーグ中地区で首位カージナルスを追走している中で負け投手になり「勝ちたかった」と悔しさをあらわにした。
立ち上がりの失点が痛かった。一回、2連打であっさりと先制された後、1死二塁から4番アキーノに外寄りの甘い速球を本塁打された。8月9日の前回対戦でも一発を浴びた相手への失投で「最近、真っすぐに遅れていたのでファウルにしかならないと思っていた。もったいなかった」と嘆く。マドン監督は「素晴らしい投球をしたが、相手も素晴らしかった」と話すしかなかった。
レギュラーシーズンの登板はあと2試合か。いずれもカージナルス戦の見込みで「自分の準備をしっかりしてやりたいと思う」と逆転優勝へ気合を入れ直していた。