元巨人マイコラス、投打で活躍 カ軍先勝 中継局は巨人での実績を紹介
ナ・リーグ地区シリーズ第1戦「ブレーブス6-7カージナルス」(3日、カンバーランド)
元巨人のカージナルス、マイルズ・マイコラス投手(31)がポストシーズン初登板を果たし、5回3安打1失点と好投した。打っては同初打席で二塁打を放った。打線の援護なく、勝ち星こそつかなかったが、先発の役割をしっかり果たし、チームの逆転勝ちに貢献した。
初回こそ連続四球と単打で走者を背負い、味方二塁手の失策で先制点を許したマイコラスだったが、二回以降は3番フリーマンから153キロカットボールで空振り三振を奪うなど、11打者連続アウトに仕留めるなど、追加点を与えなかった。
打っては1点ビハインド二回にはポストシーズン初打線で左中間二塁打を記録。0-1の四回無死一塁の場面では1ボール2ストライクから犠打をきっちり決め、同点を呼び込んだ。
15~17年に巨人で通算31勝を挙げ、18年に4年ぶりにメジャー復帰を果たしたマイコラス。昨季は18勝4敗、防御率2・83の成績を残し、20年から4年6800万ドル(約72億6000万円)の大型契約を手にした。
年俸800万ドル(約8億5000万円)だった今季は9勝14敗、防御率4・16と大きく負け越したが、ローテーションの柱としてチーム2位の184イニングを投げた。
この日がポストシーズン初登板。中継局はマイコラスの経歴を紹介する中で「日本ではヨミウリ・ジャイアンツでプレーし、ポストシーズンのクライマックス・シリーズでは2試合に登板しています」などと日本での実績を伝えた。