マエケン「余裕」の好救援 球団最多1イニング7点!逆転王手
「ナ・リーグ地区シリーズ第3戦、ナショナルズ4-10ドジャース」(6日、ワシントン)
ナ・リーグの地区シリーズ第3戦が行われ、前田健太投手(31)の所属するドジャース(西地区)は敵地ワシントンでナショナルズ(ワイルドカード)に10-4で勝ち、2勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出にあと1勝とした。前田は8-4の八回1死無走者で5番手として登板、打者2人を抑えた。もう1試合は、ブレーブス(東地区)が3-1でカージナルス(中地区)に逆転勝ちし、2勝1敗とした。ア・リーグは試合がなかった。
必勝を期した相手の継投策を打ち砕き、ドジャースが地区シリーズ突破にあと1勝と迫った。1-2の六回に打者一巡の猛攻で逆転。ポストシーズンの1イニング球団最多得点記録を塗り替える7点を挙げ、劣勢をはね返した。
ブルペンで見守っていた前田も「悪い流れ。向こうに勢いがあるのかな」と不安を覚える試合展開だった。だが、大逆転劇にロバーツ監督は「みんなが集中し、次の打者につなごうとしていた」と称えた。
前田は4点差の八回1死から好救援。打者2人を5球で仕留め「余裕があった」と涼しい顔で振り返った。
4季連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を一気に決められるか。前田は「とにかく明日、みんなで勝てるように頑張りたい」と敵地での美酒を思い描いた。