マー君 6回0封!プレーオフ4連勝 ヤンキース盤石白星発進!
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第1戦、アストロズ0-7ヤンキース」(12日、ヒューストン)
両リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、アは第1戦でヤンキース(東地区)がアストロズ(西地区)に7-0で先勝した。先発の田中が6回を1安打無失点で勝利投手になった。プレーオフは一昨年から4連勝とし、通算5勝目(2敗)を挙げた。ナは第2戦で、ナショナルズ(ワイルドカード)がカージナルス(中地区)を3-1で破り、2連勝とした。
敵地で大きな勝利を手にした。舞台は2年前のリーグ優勝決定シリーズ初戦で負け投手になったヒューストン。ヤンキースの田中は快投で雪辱し「一つ目を取れたのが良かった。いい集中力で投げられた」と充実感に浸った。
「球場の雰囲気は覚えている。試合に入るにあたって大きかった」と言うように経験が生きた。多彩な球種をコースに散らし、的を絞らせない。許した走者は単打と四球の2人だけで、二塁を踏ませず「一球一球どういう投球をしていけばいいかを、しっかりと考えた上で投げていけた」と悦に入った。
アストロズはレギュラーシーズンで本拠地の勝率が7割4分1厘を誇った。地区シリーズで敗れたレイズの投手が球種を読まれていた可能性を示唆したこともあり、田中が捕手にサインを出すなどした。
ポストシーズンの通算防御率は1・32に。初先発から7試合連続で2失点以下は名左腕サンディ・コーファックスを抜いて史上最長となった。「あくまでも過去のこと。これから試合を迎えるにあたって関係ない」と素っ気ないが、評価は高まるばかりだ。