ヤンキース、逆転勝ちでシリーズ2勝3敗 一発攻勢でバーランダー攻略
「ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦、ヤンキース4-1アストロズ」(18日、ニューヨーク)
ヤンキースが逆転勝ちでシリーズを2勝3敗とし、10年ぶりのワールドシリーズ進出に望みをつないだ。
背水の陣で臨んだ本拠地での第5戦は初回にパスボールと暴投で1点を先制される嫌な展開。重苦しい空気を一掃したのが1番ラメーヒュ-だ。バーランダーの初球をファウルにした後の2球目、151キロ直球を右中間へ先頭打者弾。2番ジャッジが左前打、トーレスが二塁打で続くと、1死二、三塁からヒックスが右翼ポール直撃の勝ち越し3ランを放つ。マウンド上でのバーランダーが思わず、しゃがみ込む会心の一撃だった。
ヤンキースの先発パクストンは二回以降も制球に苦しみ、走者を背負いながらも粘りの投球で反撃を許さず。6回4安打1失点、112球の力投でリリーフ陣に勝利のバトンをつないだ。七回以降は3人の継投でわずか1安打に抑えて快勝。ワールドチャンピオンに輝いた09年以来、10年ぶりの舞台を目指し、20日(日本時間21日)に敵地ヒューストンで行われる第6戦に臨む。