ヤンキースの執念 崖っぷち九回1死からラメーヒューが同点2ラン
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第6戦、アストロズ-ヤンキース」(19日、ヒューストン)
ヤンキースが2点を追う九回にラメーヒュ-の右越え2点本塁打で同点に追いついた。
シリーズ2勝3敗のヤンキースが10年ぶりのワールドシリーズ進出に執念を見せた。2-4の九回1死一塁。ラメーヒューが抑えのオスーナに対し、カウント2-2からの10球目、外角151キロカットボールを逆方向へ起死回生の一発。右翼手スプリンガーが懸命に伸ばしたグラブの先を打球が抜けた。
試合はアストロズが初回に元DeNAのグリエルの左越え3ランで先制。敵地で後手に回ったヤンキースだったが、二回1死二塁からサンチェスの中前適時打で1点を返すと、回にはアーシェラが2番手ウルキディから右中間へソロ弾を放ち、1点差に詰め寄った。六回には1死一、二塁の逆転機にはガードナーのライナー性の打球が右翼手レディックのダイビングキャッチに阻まれるなど、敵軍の好守に流れをつかむことができなかったが、土壇場で追いついてみせた。