「ワールドシリーズ・第３戦、ナショナルズ１－４アストロズ」（２５日、ワシントン）

　２年ぶり２度目の制覇を目指すアストロズ（ア・リーグ）がワイルドカードから初の頂点を狙うナショナルズ（ナ・リーグ）を４－１で破り、１勝２敗とした。打線は二回にレディックの適時打で先制し、六回のチリーノスのソロなどで加点した。グリンキーが五回途中１失点、救援５投手は無失点だった。ワールドシリーズの首都ワシントンでの開催は８６年ぶり。第４戦は２６日に同地で実施される。

　アストロズは３戦目で白星をつかんだ。攻めては先制して小刻みにリードを広げ、投手陣も最少失点と粘りを発揮。ヒンチ監督は「チーム一丸での素晴らしい１勝。選手は高い意識を持って戦ってくれた」と息をついた。初出場で盛り上がる敵地で、重圧をものともせずに本来の戦いぶりを取り戻した。指揮官は「わずかな勢いを得た。どこの球場でも怖くはない」と巻き返しへ自信を示した。