アストロズ、2年ぶり栄冠へ逆転成功 ブレグマンが初回に勝ち越し弾
「ワールドシリーズ・第6戦、アストロズ-ナショナルズ」(29日、アストロズ)
2年ぶりワールドチャンピオンに王手をかけたアストロズは1点を追う初回にアルトゥーベの犠飛とブレグマンのソロ弾で逆転に成功した。
シリーズ3勝2敗のアストロズの本拠地、ヒューストンに舞台を移して行われた第6戦。シリーズ第2戦と同じバーランダー(アストロズ)とストラスバーグ(ナショナルズ)が先発した試合はいきなり動いた。
背水の陣のナショナルズは6日前の第2戦で攻略しているバーランダーに対し、初回、先頭ターナーがビデオ裁定による三塁内野安打で出塁。続くイートンが三塁側へセーフティー気味の犠打で1死二塁として打点王のレンドンにつなぐ。リーグ打点王は内野陣のシフトの逆を突き、がら空きになった二塁ベースの右へ打球をはじき返して中前適時打。1点を先制した。
しかし、アストロズも負けてはいない。ホームでの第1、2戦に敗れながら敵地で3連勝を飾った勢いをこの日も持続。先頭スプリンガーが初球151キロ直球を左翼フェンス直撃打で二塁を陥れる。暴投で三塁に進むと、アルトゥーベのレフトへの犠牲フライであっさり同点に。ブラントリーが三振に倒れた後、4番ブレグマンが2ボールからド真ん中の152キロ直球を左翼席へ豪快に運び、勝ち越しに成功した。