世界一右腕ストラスバーグ、4年108億円の契約破棄してFAに
球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手(31)が来季からの残り4年1億ドル(約108億5000万円)の契約を破棄できるオプトアウトの権利を行使してフリーエジェント(FA)になると2日(日本時間3日)、大リーグ公式サイトなどが伝えた。
09年ドラフトでナショナルズから全体1位で指名されたストラスバーグは、16年5月に7年1億7500万ドル(約190億円)の大型契約で合意。契約には3年後の19年シーズン終了後に残りの4年1億ドルを破棄できるオプトアウトの条項が含まれていた。
ストラスバーグのメジャー10年の通算成績は239試合、112勝58敗、防御率3・17。1438回2/3を投げて1695三振を奪っている。球宴3回。最多勝1回、最多奪三振1回。
今季は33試合に先発し、リーグ最多の209イニングを投げ、同最多の18勝(6敗)。6年連続2桁勝利をマークし、防御率は3・32だった。ポストシーズンに入っても安定した投球を続け、ワールドシリーズ第2、6戦でいずれも勝ち投手になるなど、6戦5勝無敗、防御率1・98の成績を残した。
今オフはシーズン20勝を挙げ、ア・リーグ最高防御率2・50&同最多326奪三振をマークしたゲリット・コール(アストロズ)や、ナ・リーグ最高防御率2・32の柳賢振(ドジャース)らがすでにFA申請済み。ストラスバーグの契約破棄により、ストーブリーグの熱はさらに高まりそうだ。