MLB新人王両リーグとも圧勝 53発本塁打王アロンソと87試合27発アルバレス
大リーグの新人王が11日(日本時間12日)発表され、ナ・リーグはメッツのピート・アロンソ内野手(24)が、ア・リーグはヨルダン・アルバレスDH兼外野手(22)が選出された。後者はア・リーグ史上11人目の満票だった。
アロンソは161試合に出場し、打率・260、メジャー新人最多&リーグ最多の53本塁打、120打点、出塁率・358、OPS・941をマーク。球宴の本塁打競争でも圧巻の飛距離で優勝してみせた。
メッツから新人王が選出されるのは14年のデグロム以来、5年ぶり6人目。満票に1票足りない148ポイントを獲得し、82ポイントで2位のソロカ(ブレーブス)に大差をつけた。
アルバレスは開幕から約2カ月後の6月9日のオリオールズ戦でメジャーデビュー。わずか87試合の出場にとどまったが、初出場から12試合7本塁打の衝撃デビューを果たした。指名打者で74試合、左翼手で10試合に出場し、ワールドシリーズに進んだチームの中軸として打率・313、27本塁打、78打点、出塁率・412、OPS1・067を残した。
満票での選出は17年のジャッジ(ヤンキース)以来、ア・リーグ11人目。アストロズの新人王は91年のバグウェル、15年のコレアに続いて3人目。87試合での新人王は1959年のマッコビーの52試合に次ぐ史上2番目の少なさだった。
新人王は全米野球記者協会(BBWAA)に所属する会員の中から選ばれた各リーグ30人が3名連記で投票。1位5点、2位3点、3位1点とし、合計点で決定する。