ヤンキース戦力外でも28億円ゲットのエルズベリー、現役続行に意欲
5年契約の1年を残し、2610万ドル(約28億3000万円)を保証された状態でヤンキースから21日に戦力外通告を受けたジャコビー・エルズベリー外野手(36)が現役続行の意思を示している、と大リーグ公式サイトが伝えた。
エルズベリーはレッドソックス時代の11年に打率・321、32本塁打、105打点をマークしたほか、盗塁王を3回(08、09、13年)獲得するなど、メジャー屈指の外野手として13年オフにヤンキースと7年1億5300万ドル(約166億円)で合意した。しかし、移籍1年目に149試合、打率・271、16本塁打、70打点、39盗塁を残した後は成績が右肩下がり。さらに過去2年は脇腹や腰などのけがのため、1試合も出場することなく、毎年23億円近くの年俸を受け取っていた。
大リーグ公式サイトによると、エルズベリーは現在、来春のキャンプを目指してアリゾナでリハビリ中だという。同外野手に近い人物の話として「彼が来季復帰しようとしているのは確かだ」との談話を伝えた。
すでに来季の年俸2100万ドルと21年の契約のバイアウト500万ドル、合わせて2600万ドルがヤンキースから保障されているエルズベリー。来季はメジャー最低保証年俸56万3000ドル(約6100万円)で契約が可能なため、オープン戦の結果次第では、争奪戦が繰り広げられるかもしれない。