筒香、レイズと2年13億円で合意…大金より出場機会 DeNAへの譲渡金は2・6億円
DeNAからポスティングシステム(入札制度)を使って大リーグ移籍を目指した筒香嘉智外野手(28)がレイズと2年1200万ドル(約13億1000万円)で合意した、と13日(日本時間14日)、大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアが伝えた。今後はメディカルチェックの結果を待って正式契約を結び、同制度の規則により、選手への保証額の20%、240万ドル(約2億6000万円)が譲渡金としてレイズからDeNAへ支払われるという。
筒香は米東部時間19日午後5時(同20日午前)の交渉期限を前に5日に渡米。獲得に興味を示した複数球団からレイズのほか、レンジャーズとブルージェイズとみられる3球団に絞り込み、個別に各チームの球団幹部の前で公開練習を実施、面談などを行い、移籍先を模索した。同選手の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は「彼が単に大きなお金を求めているのではなく、多くの出場機会を得られるチームでプレーしたがっている」と判断基準を説明。公開練習では内外野の守備も披露したという。
和歌山県出身の筒香は横浜高から09年ドラフトで横浜(現DeNA)から1位指名を受けて入団。プロ10年の通算成績は978試合、打率・284、205本塁打、615打点、出塁率・382だった。16年に44本塁打、110打点で2冠獲得。今季は131試合、打率・272、29本塁打、79打点だった。