ブルージェイズが巨人からポスティングシステムでメジャー移籍を目指している山口俊投手（３２）と契約合意したと１７日、複数の米メディアが報じた。２年総額６００万ドル（約６億６０００万円）程度とみられている。

　山口は今月上旬に巨人選手として初めて同制度の申請手続きを取り、交渉期限は米東部時間の来年１月２日午後５時（日本時間３日午前７時）になっている。１７日は代理人ジョシュ・パーセル氏が交渉中とし、ブルージェイズは同日発表の予定はないとした。

　ブルージェイズは田中将大投手が所属するヤンキース、筒香嘉智外野手のレイズと同じア・リーグ東地区。本拠地はメジャーで唯一米国外であるカナダに置き、過去に大家友和、川崎宗則らがプレー。今季は６７勝９５敗の地区４位と不振だった。

　山口は２００６年に柳ケ浦高から高校生ドラフト１巡目で横浜（現ＤｅＮＡ）入り。先発、抑えで活躍し、１７年から巨人でプレー。今季は１５勝４敗、防御率２・９１で最多勝、最多奪三振、勝率第１位のタイトルを獲得した。