メッツのセスペデス 来季基本給は26億円減の6・6億円と報道 球団規約違反で修正
右足首骨折などで今季は出場機会がなかったメッツのヨエニス・セスペデス外野手(34)の来季の基本年俸が2950万ドル(約32億3000万円)から600万ドル(約6億5700万円)に修正されたと21日(日本時間22日)、AP通信が伝えた。
同外野手は5月18日にフロリダ州の球団キャンプ地近くに所有する自身の牧場での事故により右足首を複数カ所骨折。現在も60日の負傷者リストに入っている。球団規約違反のため、16年オフに合意した4年1億1000万ドル(約120億円)の契約の最終年となる来季の年俸について、選手側とセスペデスの元代理人で、現在はメッツのGMを務めるバンワガネン氏らと修正案について話し合っていた。
AP通信によると、今季の年俸2900万ドル(約31億8000万円)も1482万1828ドル(約16億2000万ドル)までカットされており、来季の年俸600万ドルは牧場での事故によるけがが開幕までに完治しなかった場合だという。
開幕ベンチ入り、もしくは牧場での骨折以外のけがで開幕に間に合わなかった場合の基本給は1100万ドル(約12億円)まで回復。さらに打席数に応じた出来高も設定されており、年間650打席に到達し場合は満額の900万ドル(約9億8500万円)がプラスされる。球宴出場50万ドル(約5500万円)、ゴールドグラブ賞75万ドル(約8200万円)、MVP受賞100万ドル(約1億1000万円)、ア・リーグ球団へのトレード200万ドル(約2億2000万円)、ナ・リーグ球団へのトレード50万ドル(約5500万円)といった項目も入っているという。
キューバ出身のセスペデスは12年にアスレチックスでメジャーデビューし、レッドソックス。タイガース、メッツでもプレー。15年には打率・291、35本塁打、105打点をマークし、ゴールドグラブも獲得したが、17年以降の3シーズンは合計119試合の出場にとどまっている。
メジャー通算7年の通算成績は826試合、打率・274、163本塁打、524打点。球宴2回。