レッズ、秋山と3年23億円合意を正式発表 創設139年目で初日本選手
米大リーグ、レッズは6日(日本時間7日)、西武から海外FA権を行使した秋山翔吾外野手(31)と3年2100万ドル(約22億8000万円)で正式合意したと発表した。年俸は今季が600万ドル(約6億5000万円)、21年が700万ドル(約7億5000万円)、22年が800万ドル(約8億8000万円)。
1882年に創設された大リーグ最古の球団の一つ。日本選手は現在、田沢純一投手がマイナー契約で所属するが、メジャー契約を結んだのは秋山が初めて。この日の正式発表により、メジャー全30球団で日本選手が在籍することになる。
ディック・ウィリアムズ編成本部長はリリースの中で「ショウゴがFAになることを予想して我々は数年にわたって彼を調査してきた。打席内でのアプローチや外野の守備を評価しており、チームは強化されると思う」とコメントした。
神奈川県出身の秋山は横浜創学館高-八戸大をへて10年ドラフトで西武から3位指名でプロ入り。走攻守を兼ね備えた日本球界屈指の外野手として5年目の15年にはシーズン216安打を放ってNPB最多記録を樹立。17年には首位打者のタイトルも獲得した。今季は143試合に出場して、打率・303、20本塁打、62打点。シーズン179安打で3年連続4度目のリーグ最多安打をマークした。
プロ9年の通算記録は1207試合、打率・301、1405安打、116本塁打、513打点、112盗塁、出塁率・376、長打率・454。ベストナイン4回、ゴールデングラブ6回。
秋山には複数球団が興味を示しており、同外野手は昨年12月上旬に渡米した際にウインターミーティンの会場となったサンディエゴのホテルでレッズのほか、カブス、ダイヤモンド、レイズの4球団と面談。パドレスも獲得に動いていると報じられていた。